つくば開成国際高等学校   3年特進Sクラス 田本 結 さん        事務長 名護 大樹 さん

つくば開成国際高等学校は、那覇に本校を構え、県外に分校を持つ通信制・単位制の高等学校。自分のペースで登校し、必要な単位を取得することで全日制の学校と同様に高校の卒業資格を得られるため、受験勉強をして難関大を目指す生徒も。在学中にやりたいことにチャレンジし、自分に合った学び方で力を伸ばす、それがつくば開成国際高等学校です。

一人で黙々と勉強することを覚悟して入学したら、なんと初日で友達が出来た。

Q. つくば開成国際高等学校を志望したきっかけと、入学後の印象を聞かせて下さい。

田本 元々は別の公立高校に通っていたのですが転校することになって、通信制高校しか選択肢はありませんでした。それならば勉強を頑張れる通信がいいなと思って、つくば開成にしました。入学前は通信で友達は絶対に出来ないと思っていて、一人で黙々と勉強しに来ることになるんだろうなと覚悟していました。でも、入学してみて印象が変わりました。私は特進コースに所属しているのですが、入学初日にクラスの人達が話しかけてくれて初日から友達が出来たんです。「思ったより楽しいかも!」って思いました。そして先生がすごく優しかった。なんか優しすぎて、最初は逆に怖かったです(笑)。

Q.公立高校と違う通信制高校の授業スタイルをどう感じましたか?

田本 公立高校は生徒約30人に対して先生1人だから、分からないところがあっても、ちょっと聞きづらいのですが、つくばは少人数制クラスでちゃんと質問対応をしてくれるから、分からないところをそのままにしなくていい。私には通信制の方が合っていると思いました。

『トビタテ!留学JAPAN』でニュージーランドへ

Q.田本さんは文部科学省が展開する、『トビタテ!留学JAPAN』に参加されていますね。どのような経緯で参加されたのですか?

田本 中学の頃から英語が得意な方だったので、高校生になったら留学に行ってみたいなと思っていました。それで国際科のある高校を選んだのですが、公立高校では、在学中に学校を何ヶ月も休んで留学するのは厳しいなと思って一度は諦めました。でも、つくばなら短期間で学習を効率よく進めることができ、自由な時間が多い。留学に行ける!と思い応募することを決めました。選考で学力は関係なく、一次は書面審査。自分で社会課題などのテーマを決めて、「こういうことを知りたいからこの国に行きたい」という理由を書いて提出しました。

Q.田本さんはどのようなテーマを選びましましたか?

田本 私は「特別支援教育」をテーマに、ニュージーランドへの留学を希望しました。私は育ってきた環境がちょっと特殊で、小学校は6年間、1クラスしかない学校だったのです。そこに1人知的障害を持った子がいて。日本だったら普通はクラスを分けるのですが、学校が小さすぎてそれが出来ず、一緒に勉強してきました。それがニュージーランドのインクルーシブ教育と通じるものがあったので、障害を持つ子とそうでない子が一緒に勉強して成功している現場をぜひ見てみたいと思い、その想いを書き綴りました。それが通って、二次は面接。最初にプレゼンをして、その後に質疑応答があったのですが、特に緊張することなく面接を終え、無事合格して、去年の7月から9月の2ヶ月間ニュージーランドに行ってきました。

Q.ニュージーランドで見た特別支援教育の現場はいかがでしたか?

田本 現地での活動はすべて自分で手配するのですが、思ったより厳しく、実際の教育現場を見ることは出来ませんでした。でもそのかわり、ホストマザーが特別支援学校の先生だったので、インタビューをすることができました。実際にインクルーシブ教育を受けているホストマザーの子どもたちにも話を聞くことができたし、街角で大きな看板を持って路上インタビューもしました。最初は皆通り過ぎて行きましたが、こちらから話かけたら結構話してくれましたね。ニュージーランドでは子どもがいる人もいない人も、ほぼ皆インクルーシブ教育を知っていて、理解がありました。そういった面も日本とは違うと思いました。

Q.留学の経験をどう活かしたいですか?

平安名 入学した直後はすごく緊張していました。でも先生も生徒も皆優しく、勉強しやすい環境で自然と打ち解けていきました。つくばの最大の特徴は自由登校です。今も学校に通うのは体調に合わせて週2~3日。体調が悪い日は自宅のベッドの上で単語帳を使って勉強しています。特進コースで指導する先生方は私の体調を気遣い、課題も個別にカスタマイズしてくれるので、学校に行けなくても、取り残される心配はありません。

Q.好きな授業や課外活動は?

田本 日本で特別支援学校の先生になりたいです。日本でも大阪とかで、例えば青空教室などという形でインクルーシブ教育を取り入れ始めている学校が増えてきているみたいなので、そういうところをもっと広めていけたら良いなと思います。

Q.今は高3ですが、受験勉強は順調ですか?

田本 それはもう頑張っています(笑)。志望校はもう決まっていて、『トビタテ!留学JAPAN』の実績を強みに、推薦入試で合格できたらと思っています。

本年度、特進Sクラスを新設

Q.学校生活について教えて下さい

田本 学校では授業を受けるのではなく、分からないところを質問しながら自習するのが私の学習スタイル。一人だったら毎日来て勉強することはなかったけれど、友達がいるから毎日継続して勉強できるし、友達の存在はとても大きいです。公立高校(全日制)と通信制では学び方や学校の特色が異なりますが、もう一度選んだとしても私はつくばを選びます。だって留学って誰でも経験出来ることではないし、それもひとつの青春だと思うから。

名護 それは嬉しいことを言ってくれますね。通信制ってやはり自由にできる時間が多くて、誘惑も多い。子どもに限らず大人でも自己管理するのはすごく難しいもの。そのため受験に特化して友達と一緒に切磋琢磨しながら学ぶ環境があればと思い、本年度特進Sクラスを新設しました。各学年、定員は10名。始まったばかりなので、まだまだ手探りですが、沖縄受験ゼミナールと連携して、効率的で質の高い学習ができるよう仕組みづくりをしています。田本さんのように自習中心の生徒には質疑応答のサポートをしたり、必要な教材を提供したりと、合格を叶えられるよう全力でサポートしています。

Q.つくば開成の今後の目標を教えて下さい

名護 つくばは今年で8年目。これまでに卒業した生徒は沖縄本校だけで約800人。IT化とともに急速に変化する時代において「個別最適化」が求められる時代となり、学校の役割も変わろうとしています。そのような時代だからこそ、通信制高校、つくばだからこそできることがあると思っています。これからの日本を背負う生徒に対して多様な付加価値を提供できる、今までにない新しい、そして夢のような学校を創っていきたいです

【主な進学実績】

北海道大学/帯広畜産大学/千葉大学/筑波大学 /岡山大学/九州大学/北九州市立大学/琉球大学/早稲田大学/上智大学/明治大学/青山学院大学/立教大学/法政大学/関西大学/立命館大学/日本大学/東洋大学/駒澤大学/専修大学/北里大学/國學院大学/津田塾大学/順天堂大学/東京農業大学/桜美林大学/関西外国語大学 他

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