中学受験しない選択

県立中が開校してから、中学受験を志望する小学生が県立、私立ともに倍増している。2023年度の県立中学校の入学志願者数は1236人で過去最高の受験者数だった。昭和薬科中は15年度に514人だった志願者が、県立中の開校以降大幅に伸び23年度は706人で約200人アップした。 沖縄尚学中は10年間で2倍以上、興南中も16年度以前と比べると約2倍以上に増加したのとの事である。(沖縄タイムス記事より引用)中高一貫校に行くメリットは、高校受験の負担がなく大学受験に向けて準備ができるという点だと思う。その分、6年間中だるみしないように学校も模試やテストで緊張感を持たせているようである。

しかし、中学受験への関心が高まる分、どうしても倍率が高くなり難関になってくる。当塾の中学生に聞いても、多くの子が中学受験をしていたと話している。その為、受験の厳しさを経験している分、いざとなる時の集中力が高かったり、現在の中学校での成績が良い生徒さんも多いので、中学受験に関しては本当にギリギリのラインでチャンスを逃したように思う。これだけ中学受験の倍率が上がると、万が一残念だった場合、しばらくひきずっているように見える場合もある。なので、受験をすると決めたご家庭は、勿論合格の為に全力を尽くすとは思いますが、万が一駄目でも本人が劣等感を持つことがないように、それだけが全てではないという事を教えてあげてほしいです。

また、選択肢の一つに中学受験をしないという選択もあります。小学校で受験に割く時間を英語や楽器やスポーツなどにあてる、また、高校から上位校への進学に備えるという事もできます。当塾の卒業生は高校から開邦、那覇国、沖尚から現役で、東大、京大、旧帝大、医学部、難関私大に合格している子達がいます。そういう難関大学に進学する為には、特に理系だと受験科目が多かったり、二次試験の勉強にも早めに取り組んだ方が良いので、高校に合格してからも次の目標に向けて計画的に対策していく必要があります。現役で合格した子達に聞いてみると、やはり早めに過去問に取り組んだり、しっかり勉強時間を作っています。英語が得意だった子はそれも活かしています。

当塾は小中学生が対象の塾ですが、長い目でみんなの進路を考える時、具体的に道が開けていくようなサポートができたらと思っています。(塾長 岡田 崇)

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