沖縄の大学受験予備校としてスタートし、現在は幼児〜過卒生まで幅広く受け入れている沖縄受験ゼミナール(株式会社オー・イー・エス)。県外への進学実績も豊富で、多くの卒業生が様々な業界で活躍しています。今回は、沖縄県内で唯一沖ゼミだけで受けられるSDGsカリキュラムについて紹介します。
SDGsカリキュラムは非認知スキルを鍛える 新しいトレーニングメソッド。
ー沖ゼミのSDGsカリキュラムとは?
上原 沖ゼミで提供するSDGsカリキュラムは、世界で唯一、SDGsの正式な認定を受けたカリキュラムで、SDGsを作成し牽引する国連事務総長特別顧問のジェフリー・D・サックス博士により開発されました。AIが進化する世の中で、社会に求められるスキルの性質は変わってきます。これまで基本となっていたのは認知スキルであるIQ(知能指数)。これからは、非認知スキルであるEQ(心の知能指数)が、求められるようになりますが、非認知スキルはこれまでの教育では鍛えることが出来ないのです。SDGsカリキュラムは、全24回。円盤教材を使い、簡単なものから突拍子のないものまで正解のない問いについて考え、個人、グループで解答していきます。解答は、100文字程度で清書までで5分。最初は私たち教育者でも「時間が足りない」、「文字数が足りない」と苦戦しますが、他人の意見を受け入れ、糧にしていくこのプログラムは、頭の柔らかさやコミュニケーション能力、多様性など様々な能力が鍛えられ、回を重ねるごとに面白くなっていきます。
ーカリキュラムの具体的な流れを教えて下さい
池間 4〜5人でグループを作り、最初は個人解答(5分)とプレゼンテーション。その後、同じお題についてグループで意見交換をします。5分という短い時間の中で相手の話を聞き、誰が清書するかを決めて、まとめるため、生徒一人ひとりが主体的に参加する必要があります。グループ分けは毎回ランダムにシャッフルされるので、毎回メンバーが違うという緊張感もあります。ちなみに、グループ解答の前に個人解答は回収されるので、参考にすることはできません。
玉山 毎回最後に、投票でMVPを決めます。発表の仕方が上手いと票が集まりやすいという傾向はありますが、こちらも正解はなく10人いれば10通り、その時その時でMVPは変わります。
上原 これが全24回。各教室で週3〜4回開講しているので生徒は週1回を目安に約半年かけて受講します。修了すると公式受講修了証が授与されるので、国内外の大学入試の出願資料、留学先での自己証明、就職・転職などでの経歴証明として活用することができます。
教務部 講師 兼 人財育成課 研修担当 係長代理
上原 紗斗美さん
学年・学力を超えて同じ カリキュラムで一緒に 学べる面白さ
ーSDGsカリキュラムの魅力は?
上原 普段の授業は学年ごとに異なるテキストを使い、学力でクラス分けをしていますが、SDGsカリキュラムは同じ教材を使うため、学年・学力を超えて一緒に出来ることですね。最初は苦手意識を持って取り組んでいた生徒も、回を重ねるにつれて上手くなっていきます。傾向としては聞き上手は話し上手。人の意見をしっかり聞く子は、コツを掴みやすいようです。こちらもマニュアルに囚われ過ぎず、臨機応変に対応しながら、生徒の成長を楽しんでいます。
池間 楽しみながら成長できるのが魅力ですね。また本気でMVPを狙う子は、成長が早いです。また、1〜3年生が混ざったグループでは、普段は大人しい3年生がリーダーシップを取ったり、生徒の意外な一面を見ることが出来るので、ファシリテーターをしながら我々も様々な気付きがあります。
玉山 正解のない問いは、間違いもない。そのため勉強が苦手な子でも、次第に自信を持って解答していくようになり、教室の雰囲気は活き活きしています。このカリキュラムは普段の勉強で使っている左脳ではなく、右脳を使うので受験勉強のリフレッシュにもなるみたいですね。
英語科主管 兼 女性活躍推進委員会委員長
玉山あかねさん
SDGsカリキュラムの 更なる発展を目指して
ーSDGsカリキュラムの活かし方は?
池間 円盤教材の題材で、初めて見た単語などを3つほどノートに書き出し、調べさせる時間を作っています。このノートは、小論文対策などでも自分の引き出しになるので、ぜひ役立てて欲しいです。
玉山 昨年は沖ゼミだけでなく、我々が出張して県内の高校や外部の社内研修などでも受講体験会を行いました。1回やるだけでも様々な気付きがあり、会社では部署間のコミュニケーションの機会となり、学校では生徒だけでなく先生も参加して盛り上がりました。また、現在は日本語のみでおこなっていますが、円盤教材の裏面は英語になっているので、今後は英語でも検討中です。
上原 高校での出張講座では、大人しいと言われていたクラスでも、予想以上に前向きに取り組んでいる様子で先生方も驚かれていました。生徒たちのアンケートでも「気がついたら前のめりでやっていました」「心地良い疲労感がありました」などと、前向きなコメントを沢山いただきました。今後は沖ゼミでもアルバイト生、チューター、講師陣を交えての社内研修でも、活用していきたいと思っています。
玉山 昨年は受験学年だけ急ピッチで導入しました。通常は半年かけて受講するものを短期間でおこなったため、大変そうでしたが、皆他の人の意見を自分の糧にしようと必死な様子でした。今年高知大学の医学部医学科に合格した生徒は、夏期講習期間から推薦対策で週4回受講しましたが、面接対策ですごく役に立ったと言っていました。修了証は、履歴書に書ける資格のひとつなので、色々活用できますね。
上原 近年は推薦入試だけでなく一般入試でも、長崎大のように面接の代わりに自分のことを書く課題が出る大学も増えているので、より役立っていくと思います。非認知スキルは、推薦、受験だけでなく社会に出たあとでも、あらゆる分野で求められるようになるスキルです。公式カリキュラムを受講出来るのは、現在沖縄では沖ゼミだけなので、ぜひ受講して欲しいです。
学習アドバイザー
池間 菜々夏さん (2022年新卒入社)
浜学園グループ
沖縄受験ゼミナール
那覇市安里2-9-11 ハマ・ブリーゼ那覇第1
那覇市松尾1-20-15レジデンス松尾1F
那覇市首里鳥堀町4-21 沖縄市胡屋2-1-65 ハマ・ブリーゼ沖縄
宜野湾市普天間1-25-21