多様な時代に多様な学びを

〜やりたいことを将来に繋げる〜

写真右:S高等学校 普通科3年 横浜キャンパス通学コース 須藤 隼人 さん
写真左:通学コース 横浜キャンパスキャンパス長 細田 雄大さん

N高等学校、S高等学校は、出版・映像・ゲーム・ウェブなどを手掛ける総合エンターテインメント企業「株式会社KADOKAWA」とその子会社である「株式会社ドワンゴ」が「学校法人角川ドワンゴ学園」として設立したネットの高校。インターネットと通信制高校の制度を活用して、多様な学びを提供するこの学校では、現在2万5千人を超える生徒が学んでいます。

好きなことだから持続できる学びのモチベーション

Q.通信制高校に通う生徒が増えている今、様々な選択肢がある中でS高に進学した経緯を教えてください。

須藤 僕はOD(起立性調節障害)があり、小3の頃から不登校気味で、中学はほぼ学校に行っていませんでした。それで心配した両親が探してきてくれたのがN中等部。でも当時、N中等部は横浜にはなく、体調のこともあり東京まで出るのは厳しかったのです。それで、同じ時期に出来たプログラミング教室『N Code Labo』(以下Nラボ)に通うことにしました。両親ともにSEということもあり、小学生の頃からずっと家でプログラミングをしていたので、Nラボは楽しく今も続けています。その後、高校進学の際に色々見て回ったのですが、今やっていることを続けたいと思い、当時新設されたS高に入学しました。

Q.今夏「第13回高校生バイオサミット」で慶應義塾賞を受賞されましたが、参加の動機は?

須藤 現在バイオテック系のスタートアップ企業で、ユニティのエンジニアとしてインターンをさせてもらっているのですが、バイオは素人。ITという文脈から入ることで、MR(MRゴーグルを使って、現実空間の中に仮想現実であるホログラムを映し出す技術)を使った創薬実験の支援をする、という実践的な開発に繋がったので応募してみました。応募するからには賞を取りたいと思って取り組んだので、慶應義塾賞を取れたのは勿論嬉しかったのですが、これにより大学入試の一次試験が免除になったので更にラッキーでした。

Q.好きな行事や、今頑張っていることは?

須藤 好きな行事は磁石祭です。要するに文化祭なんですが、高校の文化祭なのに幕張メッセでやるんです。今頑張っているのが、バーチャルイベント実行委員会。普通科限定でVRの使用を促進する組織で、企画から運営まで生徒だけで行います。基本はオンラインなので同じ実行委員なのに本名も顔も知らない人がいるところも面白いです。

Q.これからチャレンジしたいことは?

須藤 卒業までに現在の研究活動を論文にまとめて、日本バーチャル・リアリティ学会の論文誌に載りたいです。小学生の頃にプログラミングを始めてずっとITを学んでいますが、まだまだやり足りないので、大学進学をした後も研究活動、開発は続けていきたいですね。今興味があるのはXR(クロスリアリティ)と教育のかけ合わせ。VRやMR、ARなどをかけ合わせて日本の教育を変えていきたいです。

Q.これからN高等学校・S高等学校(以下N/S高)への進学を考えている生徒へメッセージをお願いします。

須藤 僕がこの3年間で感じたことは、生徒数日本一は伊達じゃないということ。色々なバックグラウンドを持つ生徒が色々な想いを持ち、色々な活動をしています。自分が出来なくても、出来る人と一緒にやればプロジェクトは成功に導ける。中学から高校に上がる際にここに来るというのは、大きな環境の変化があり、特に通信ということで不安があると思います。実際僕も最初は不安でした。生徒は2万5千人もいるので、合わない人がいれば、合う人もいます。安心してください。

強みは多様なコンテンツと2万5千人超の生徒数

Q.N/S高の特長や強みを教えてください。

細田 N/S高は単位制・通信制(広域)の高校で、一番の特長は、何といっても多様なコンテンツと、日本一を誇る2万5千人超の生徒数です。通学コースだけでも週1・週3・週5とあり、自分のライフスタイルにあわせて選択することが出来ます。不登校から脱して生活習慣を整えたいという生徒から、自分の好きなことを極めたい生徒まで、N/S高に通う目的は様々。それぞれに合った学習プランを組み立てて学びます。その他、ネットコース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースに加えて学園内予備校「N塾」もあり、基礎学力の定着から難関大学受験対策まで幅広く対応しています。N高は沖縄県の伊計島、S高は茨城県のつくば市に本校があり、2年次は宿泊型スクーリングに参加していただきます。宿泊型スクーリングは、授業もありますが、普段オンラインで交流している生徒たちがオフラインで交流できる貴重な機会です。また、通学キャンパスは全国23都道府県に43箇所ありますが、来年4月には70箇所を超えます。その一つが沖縄の那覇キャンパスです。

2024年4月那覇キャンパス開校

Q.那覇キャンパス開校の背景・想いを聞かせてください。

細田 伊計島にN高の本校はありましたが、日々通学するキャンパスは開校から8年間設置できておりませんでした。「スクーリング以外でも日々通学してメンター(先生)と交流できる環境がほしい」、「友人とともに学べるキャンパスがあったらいいのに……」、というご要望を毎年のようにいただいておりました。N高等学校の本校がある沖縄県に通学キャンパスを設置することで、より多様な学びをみなさんにお届けしたいと思っています。

Q.通信制高校のイメージは、近年大きく変ったように感じますが実際いかがでしょうか?

細田 社会人にとって、転職が当たり前になったように、今は不登校などで高校を辞めても受け皿があることが当たり前になりつつあるように感じます。今後は不登校などに関わらず、中学生の進学先としてもっと増えてくれたらと思っています。

Q.N/S高に向いている生徒像は?

細田 N/S高には多様なコースがあり目的に応じた学びが出来るので、ほとんどの生徒に向いていると言いたいところですが、やはりオンラインでのやり取りが多いので、ネット文化が好きな人がより楽しく学べると思います。とはいえ、入学する生徒の約9割はIT未経験でパソコンに触れたことがない生徒も多いので安心してください。

未来に繋がる教育を

Q.N/S高の今後について、意気込みを教えてください。

細田 通信制高校の価値をもっと高めたいですね。一般論として「高校で学んだことなんて社会に出たら何の役にも立たない」なんて言われていますが、現在N/S高では、5教科の勉強のみでなく、他人と関わりコンセンサスを得る手法など、社会で生きていくために必要なスキルもたくさん学んでいただいています。社会に出た時に「あの時、学校で勉強したことが今めちゃくちゃ役立ってるぞ」と思っていただけるような取り組みをしていくので、見ていてください。

【主な進学実績】

東京大学/京都大学/北海道大学/東北大学/東京工業大学/一橋大学/大阪大学/九州大学/琉球大学
早稲田大学/慶應義塾大学/上智大学/東京理科大学/国際基督教大学/学習院大学/明治大学
青山学院大学/立教大学/東京芸術大学/多摩美術大学/女子美術大学/マンチェスター大学(イギリス)/メルボルン大学(オーストラリア)ほか

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学校法人角川ドワンゴ学園
N高等学校・S高等学校
那覇キャンパス(2024年4月開校予定)

沖縄県那覇市泊2-15-9 住太郎那覇ビル9階

泊高橋バス停  徒歩3分
※掲載の写真は横浜キャンパスとなります。

TEL 0120-0252-15(入学相談窓口)