誰かの目を気にせず、全力で取り組める。それが、通信制高校だった。
横田 未来 俳優・タレント
インスタのフォロワー数は約30万人。Z世代に圧倒的人気のインフルエンサー、横田未来さんは、沖縄県宜野座村出身。15歳で上京し、東京の通信制高校で学びながら芸能活動を幅を着々と広げてきた、その道のりを聞かせていただきました。
全日制から通信制へ
これが最良の選択だった
これが最良の選択だった
ー東京の通信制高校を卒業されたそうですが、たくさん通信制高校がある中で何を基準に選択したのですか?
横田 同じタイミングで沖縄から上京して女優として頑張っている友達が通っていたのが通信制高校だった、というのが大きいですね。「結局沖縄しか勝たん!」と思っていました(笑)。実は私、最初は全日制の私立高校に進学したんですが、田舎から突然東京に出たので、周りと波長が合わなくて。友達も出来なくてすごくしんどかったんです。芸能活動もうまく行っていなかったのですが、1年の2学期くらいに通信に移ってからは、少しずつ上向きになっていきました。
ー在学中の学生生活はいかがでしたか?
横田 めっちゃ良かったです。小さな学校だったんですが、普通の通信とは方向性が違っていて、毎日学校に行ってもいいし、行かなくてもいい。だからできるだけ友達と日程を合わせて一緒に登校していました。制服も自由、髪の毛やメイクも自由。周りに人が居ない状態で、基本的に先生にマンツーマンで授業を教えてもらえたので、苦手な数学もなんとか頑張ることが出来ました。一人で勉強するのがとても苦手だったので、先生が出来るまで寄り添ってくれたのがとても心強かったです。学校帰りはカフェに行ったり、高校生らしい生活も満喫出来ました。
全日制に通っていた頃は常に周りの目を気にして萎縮していた自分がいました。SNSのキラキラした自分と学校生活での自分のギャップをどう思われているんだろうと考えてしまって。でも、通信制に移ったことで、人の目が気にならなくなり、ありのままの自分を出せる様になったんです。ティックトックとかでも、特別キラキラしたものでなく遊園地でお父さんと待っている所とか、自然体の自分を見せていたら、「みらいちゃん大好き!」って言ってくれるSNSのフォロワーが増えてきて。仕事も上向きになりました。
人目が気にならないから、ストレスなくやりたいことに専念できる
ー通信制で良かったと感じることは?
横田 SNSに費やせる時間が増えたことです。それと、周りの目が気にならなくなったらストレスが減りました。普通の学校なら先生が黒板の前に立って、大勢で授業を聞くだけでしたが、通信なら基本1対1で教えてくれるので、質問もしやすくて苦手な科目も乗り切れました。好きな科目は体育でしたね。バスケとダンスをやっていたので、運動は得意なんです。
ー今後の目標は?
横田 SNSを伸ばしてもっと広い世代の方に知ってもらいたいです。女優のお仕事もタレント活動も積極的にして「この子最近よく見るよね」と言ってもらえるようになりたい。そして、大好きな地元沖縄の役に立てるような仕事がしたいです。
夢があるなら通信制も、選択肢のひとつとして覚えておいてほしい
ー中高生で通信を考えている方々へメッセージをお願いします。
横田 今の子は、人目を気にする子が多いので、皆が見ている中では全力で頑張れないということも多いと思います。芸能活動だけでなく、何か本気でやりたいことがあるなら、通信でやりたいことに専念しながら学ぶのも一つの選択肢です。